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ボールの進化とともに。

ボールのパフォーマンスのほぼ80%はカバーストックに委ねられている…。

その現状からは今のボール生産技術から逃れることはできません。

「Xキャリバー」導入時、画期的と言われたリアクティブ素材の誕生。

そこから日進月歩の如く、カバーストックも進化を遂げてきました。

その当時、まだメンテナンスの重要性というものは2次的要素でしかなく、米国でのコンディションのあり方が普及したのはその後間もなくであったのを記憶しています。

リアクションに影響を与えるコアシステムも、「フレア」を起こさせるシステムの導入を境に、レベレージやウエイト理論からピンを軸に考えるCA(コア・アクシスアングル)と変化しました。

コアを軸移動させるシステムは前記の通り、フレアを作り出し、トラックラインを常に新しいカバーストックの表面を触らせることで、キャッチ力を作り出そうとしたものは現代でも変わりはしません。

進歩とともに、よりキャッチ力を生み出そうとする試みはパーティクル素材、テクスチャー素材を生み出し、その影響はメンテナンスのあり方まで変えていきました。

キャッチするボールが主流になると、今までのオイル量だと摩擦が強く出過ぎて思うように曲がりがピンまで反映されなくなり、オイルの増量とともにさらなるボール開発は進んでいきます。

最たるものは表面加工。

コンディションが速く感じると、表面の粗いボールを投げるボウラーは増え、レーンヘッドのオイルを削り取り、摩擦が増えるため、ウッドベースのコンディションにおいては想像をはるかに超えたオイルを必要とすることは周知の通りです。


メンテナンスもほぼ現代のボールとの「イタチごっこ」終焉でみられてきたのが、オイルと無い部分の段差となり、その激しさはボウラーの中でも良く使われる「パックン・ツー」の言葉の通り、ドライに触れすぎるとオーバーリアクションを起こし、触れなければ一曲がりもしない現象となって現れるようになります。

そこで少し前に登場したのがウレタン素材のボールでしたね。

オイル上では軽くスキッドし、ドライゾーンに触れても過激なオーバーリアクションを起こさない性能。

しかし本来の現代のウレタン素材復刻の影には、私達の思惑とは違うところで働いていました。

遅いコンディションで使えるという用途という目的では変わりはありませんが、もともとウレタンを必要としていたのはPBAツアーであったのです。

トーナメントコンディションで薄く、短かったり、長かったりするオイルにオーバーリアクションを引き起こさないボールが必要だったのですね。

誕生秘話はどうであれ、カバーボール以外での必要性がどれぐらいあったのかと言えば、ある種類のボウラーを除いては無かったか、あったかは不明ですが、日本でもそれなりのニーズがあったということは、まだそういうコンディションがあったということでしょう。


ボールの性能の殆どを担うカバーストックは、元となるウレタン素材に添加物や可塑剤を混入させ、高度85度ぐらいから高度を下げています。

各社性能が違うのは、元々のウレタン素材の材料も違えば、添加物も違うからです。

約1000以上もの添加物は存在し、同じもとのウレタン素材を使えたとしても、使う添加物や混合比はある人たちを除き、知ることはできません。

それを考えた時、こういうことも言えると思います。

現代ではオイルを吸収することによりパフォーマンスを発揮するボールが殆ど。

現行で作られているウレタン素材をもとにし、添加物を混入するつくりである以上、オイルを吸収せずに曲がりを今と同等にすることはできないと。

もとの素材から見出すか、全く違った発想でないかぎり不可能であると言えます。

ボール開発を担う一人として、その素材までのノウハウは残念ながら私にはありませんが、消費者にも資源や自然にも優しいボールが作られるのは何時か?


もしかしたらそれこそが私達の「究極の開発」なのかもしれませんね。
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by star_blog | 2011-03-23 14:52 | 日記 | Comments(2)
最近のアドバイスの殆どが

リリースの方向性。

ボールの回転軸の向きについてが多いですね。

ボールの回転軸を大きくさせる(0度~45度以上まで)利点はポケットへの入射角を増やすこと。

もともと「何故ボールを曲げるのか?」とか、「曲げる必要性」に関して直結しています。


まずはじめにこの題材に関してはストライク率を重要視した考え方が基準で、スペアの重要性を否定しているわけでもないことはご承知おきください。


ローテーション(回転軸)の少なさは、ボールのフックと入射角を大きく減らし、アングルを小さくしなければならないことは、ある高回転を用いて投球するタイプを除いては理解していただけると思います。

その角度を取るために回転方向を変える事はそれほど難しいことではなく、ちょっとしたコツを知ればできると思いますが、ボールを違う形で曲げる要素の「回転数を増やすこと」は一時の技量ではカバーできません。

ボールのローテーションの方向を覚え、曲がる方向への回転軸ができた場合、その他に必要なのがスピードとのマッチング。

いくら曲がる方向の回転軸を持ったとしても、スピードが勝っていれば曲がる前にピンに到達ということになります。

私はあえてその場合スピードを落とす練習を提案しますが、「スピードは武器」とも考えられる事項に、何故そのような取り組みを提案するのでしょう。

それは「今いるステージよりさらなる感覚を養う」ためです。

メインは49枚、理想はどのような方向に対してもラインを引けるアジャストが目的ではありますが、使えるボールの領域を増やして欲しいということも理由の一つです。

どのようなコンディションにしても同じようなライン取りではなく、敏感にオイルの有無を感じることでラインや方向性を変える。

ただ曲がれば良いことでもなく、上達する過程の中で「ありとあらゆる方向性へのアプローチ」は自分の技術をもあげてくれる要素だと私は思っているからです。

さまざまな体験の中からまずは自分自身の足りないものを課題とし、その中で新たに足らないものがあればつけ足していく。

考え方の違いかもしれませんが、現状維持よりも上達を目指すのであれば、今の技量に付け足すしか方法はないのです。

それが私が手掛けている皆様に届くかどうかは、多分何時しか振り返った時、「あの時こういう練習をして良かった」と思ってもられる日が、技量として、経験として合わさった時でしょう。


「レーンコンディションはボウラーを育てる」と言いますが、遅めのコンディションが常のセンターさんではスピード重視のボウラーが育ち、オイルが比較的多めのセンターさんは転がす人が増えてきます。

どちらがどうこうではありませんが、現状から脱皮する。

どのように上達のお手伝いができるか。

やはりどの世界でも日々勉強なのであります。
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by star_blog | 2011-03-20 15:26 | 日記 | Comments(2)
出口へ向かうために

数日前、妻が子供達を連れて御母さんの実家へ里帰り。

里帰りの表現は少し無理があるが、昔で言う「疎開」。

この事態に妻と子供達を少しでも安全な場所へもあったが、原発の被害地でもある広島へ行っているというのはこれも縁か…。

物資もなに不自由なく生活できているようで、妻は初日から「家に帰りたい病」のようだ。

お陰で?私は年に何度も経験する「独身貴族」になっている。

今まで目を通せなかった参考書に目を通し、今尚自分の知識のなさを痛感している。


先日ある人と電話で話すことができた。

ここ数年の間、「私はお世話になった」と感じていた人。

まぁ、相変わらずぶっきらぼうというか、親しみを込めてというか、その表現の聞き訳を知らないと勘違いする人も多い。

その方の表現力というか、少し勘違いされやすいけど、多分それなりに私のことを気にかけてくれていたのだと私は思っている。

まぁ、もしそれが私の勘違いだしても、今私が出口に向かうためにはどうしてもその人の力が必要だと感じたから連絡をしたかった。


これからその人とも頻繁に会えない距離になってしまったが、将来私の技量と経験とが半人前ぐらいになったとき、その人と一緒に仕事がしたいな~と言うか、させて頂きたいと思わせた人。

少し調べ物をして、また後日その人と連絡を取り合います。
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by star_blog | 2011-03-19 12:45 | 日記 | Comments(0)
みなさんは大丈夫でしたか?

昨日の地震。

東北方面で仲間やお世話になった人との連絡が取れないのが心配。

テレビしか情報は入りませんが、それでも私の想像を超えたものがあります。

被災した人達に何をどう言っていいのかさえも分からず、思いつく言葉もありません。

せめて連絡が取れればと思っていますが…。


昨日は当時センターで業務を開始していました。

学校の行事に参加していたのならば、センターに着くこともできなかったでしょう。

妻と子供達は車で科学実験教室へ。

駐車場から動けず、30分ぐらいの距離を約6時間かけて帰宅したようです。

職場から一旦自宅に戻り、妻と連絡を取ろうにも取れない状況。

そんな方が殆どでしょう。


センター業務が再開された後も私は他のお手伝いをし、2階にある天然温泉平和島にこられたお客様のヘルプ。

午前1時にここを出ました。


私の抱えている悩みなんぞは、被災した人達に比べれば軽いもの。

私は私のレベルで出口に向かい歩き出しました。

レベルの違いこそあり、無責任に「頑張って」とは言えませんが、元気でいて欲しい。

そんな気持ちです。
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by star_blog | 2011-03-12 12:05 | 日記 | Comments(0)
プロテスト2日目を終え

b0097279_20385897.jpg

当センターの従業員は範囲に居ますね。

まだ1次通過まで2日ありますが、スペアが取れれば大丈夫でしょう。

普段から平和島で練習をしていると転がすことを覚えるようになり、やや遅めのコンディションや中目の薄いオイルに対応する能力を得られないことが、今回2日目でスコアを落とした原因。

スピードもしかり、回転もしかり。

バランスの良いボールを投げることがこれからの課題でしょうね。



最近ボールのことはあまり書いていませんでしたが、いつものようにテストボールは届いており、それと同時にミーティングや収録などは続いております。

先日3つのボールが届きましたが、3つともなかなか面白い。

ロゴもしっかり入っていますが、プロジェクトナンバーも入っています。

先入観は持たないようにしていますが、ロゴが入っていると比較対象のボールとの差を感覚的に求めてしまいます。

結局は比較対象のボールと投げ比べるのですが、なるべく直感的に感じたい。

それはさておき、まあまあなんですよ。

発売されているボールよりも走ったり、手前のキャッチが強くなったりとしているのですが、私の「まあまあ」という部分には、発売したボールの中で「次はこんな感じが良いな~」と思っていたり、感じていたりする求めるパフォーマンスがあると思うのです。

今回の2つはそれらに属しており、多分インターナショナルだとは思うのですが、「欲しいと思っていた」パフォーマンスに程よく近い仕上がりです。

最後の1つは悪くはないのですが、投げる前の印象と投げたときの印象がかなり違っていたもの。

というのも、以前発売されたボールはかなりのキャッチ系でなだらかに寄っていくというか、暴れる類ではなかったもの。

コアまでは判別できませんでしたが、表面はかなり光沢があり走るイメージもあるのですが、薄いオイルには曲がろうとする感じも見られ…。

そこを越えると切れるイメージもあるのですが、ボールの「曲がり所」を選ぶというか…。

そんなこのボールの特性を知ってしまえばラインも取り易いのですが、スキッドする範囲のオイルと立ち上がる量のオイルの境界線がやや微妙な、弱いカバーほどスキッドするイメージもないし、ミッドで強いトラクションを感じるけど、それを避けるとキャリーには反応が強い。

これで先で切れなければ良いんだけど、切れるイメージもある。

「ミッドで曲がるイメージ」、「先で動くイメージ」、「キャリーに反応しそうな」。

かと言って、転がすとかなり起き上がりが早めに感じる。

特定のコンディションでこういうボールが扱いやすい時もあるのだが、人によっては「バランスが悪い」と思う人も多いかな…。

どうにもならないほど悪いボールでもないし、幅を取らなければ多分イメージも違うのでしょう。

あとはこれにもう一味「+α」かな?
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by star_blog | 2011-03-02 21:09 | 日記 | Comments(0)


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